三重県では25日、新たに491人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。2日続けて1週前の人数を上回っています。

 感染がわかったのは、10歳未満から80代までの491人で、四日市市が101人、鈴鹿市が77人、津市が70人、松阪市が47人、桑名市が45人などとなっていて、半数以上の感染経路が今のところわかっていません。

 1週間前の3月18日の新規感染者は418人で、25日は73人増えています。

 新規感染者数は1週間前の人数を2日続けて上回りましたが、県は「3連休の移動などで感染者が増えた可能性があり、リバウンドしているとまでは考えていない」としています。

 また、県はオミクロン株が主流の期間は当面の間、濃厚接触者調査を行う対象施設を絞ると発表しました。

 これまで通り濃厚接触者調査の対象となるのは、高齢者や障害者が利用する福祉施設や医療機関で、主に重症化リスクが高い人達が集まる施設です。幼稚園や保育園など子供が多く、感染対策が困難な施設も引き続き調査が行われます。

 今後調査が行われないのは、一般企業や中学校、高校で、県は「重症化リスクが高い場所に調査人員を充て、期に濃厚接触者を特定し、感染拡大を防ぐため」と理由を説明しています。

 25日時点の入院患者は前日から12人減って109人になり、病床使用率は21.4%に下がっています。重症者は7人で変わっていません。

 自宅療養者数は前日から34人増えて、2929人です。