家事や家族の世話を日常的に担う子ども=「ヤングケアラー」について愛知県が調査した結果、小学5年生の6人に1人が「世話をしている家族がいる」と回答しました。

 愛知県の調査は、無作為に選ばれた県内の公立校に通う小学5年生と中学2年生、高校2年生の合わせておよそ3万人の子供から回答を得ました。

 その結果、「世話をしている家族がいる」と回答した小学5年生は6人に1人となる16.7%で、うち2割以上が「自分の時間がとれない」などと答え、生活に支障が生じていることが分かりました。

 また、小・中・高校生とも6割以上が「相談したことがない」と答えていて、「家族のことは話しづらい」、「相談しても状況は変わらない」などの理由が見られました。

 調査を踏まえ、愛知県は市町村と連携しヤングケアラーの早期発見や支援に繋げたいとしています。