三重県では28日、新たに402人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。1日あたりの感染者数は1週間前の21日よりも180人増え、県は「やや減少が止まっている」としています。

 感染がわかったのは、四日市市や津市などに住む10歳未満から90代までの402人です。

 内訳は四日市市76人、津市67人、鈴鹿市57人、松阪市47人などで、半数近くの感染経路が今のところわかっていません。

 このうち、桑名市などに住む50代から90代までの17人は、同じ高齢者施設の入所者らとみられ、県は施設でクラスターが発生している可能性もあるとみて調査を進めています。

 1日あたりの感染者数が1週間前よりも180人増えた状況について、県は「やや減少が止まっている。全国でまん延防止等重点措置が解除されたことや春の移動で接触の機会が増えていることも要因として考えられる」としています。

 三重県の28日時点の入院患者は前日から16人増え138人で、病床使用率も26.3%に上がっています。重症者は7人で変わっていません。

 自宅療養者数は、前日から78人増え3124人です。