三重県では4日、新たに363人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。3月28日は402人で、12日ぶりに1週間前を下回りました。

 感染がわかったのは10歳未満から90代までの363人で、津市が101人、四日市市が75人、鈴鹿市が54人、桑名市が30人などとなっていて、およそ半数の感染経路がわかっていません。

 4日は、2つの施設での新規クラスターも発表されました。新たに認定されたのは職員8人と入所者16人の合わせて24人に陽性が判明していた県内の特別養護老人ホームと、職員3人と入所者ら9人の合わせて12人に陽性が判明していた県内の有料老人ホームの2施設です。

 クラスターの感染経路について県は、この2施設はいずれも入所者の中にはマスクを着用するなどの感染対策が困難な人もいて、食事や入浴の介助をした際に職員への感染が広まった可能性が高いとみています。

 また、複数の入所者が同時に利用するトイレや食堂などの共用エリアで入所者同士の感染が広まったとみています。県内でのクラスターはこれで149事例目になります。

 4日は、まん延防止等重点措置解除後も県が独自に出していた「再拡大阻止重点期間」が解除になりました。

 三重県の4日時点の入院患者数は前日から2人減って139人になり、病床使用率は28.1%に下がりました。重症者は前日と変わらず4人です。

 自宅療養者は前日から28人増えて、4354人になりました。