三重県では6日、新たに752人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。感染者数が700人を超えたのは2月26日の734人以来、39日ぶりです。

 感染がわかったのは10歳未満から90代までの752人で、津市が156人、鈴鹿市が130人、四日市市が119人、桑名市が81人、松阪市が56人などとなっていて、およそ半数の感染経路がわかっていません。

 752人のうち366人が29歳以下の若年層で、全体の48.7%を占めています。

 県は若年層の感染増加について、「春休み期間中の学生が友人と会ったり、新学期や就職の準備で、県境をまたいで移動したことなどで感染が広がった可能性がある」としています。

 6日は、80代の男性が5日に亡くなったことも発表されました。この男性は基礎疾患があり、県内の医療機関で入院していて、県は死因について「新型コロナが直接の原因ではない」と説明しています。

 三重県の6日時点の入院患者数は前日から3人減って116人になり、病床使用率は23.5%に下がりました。重症者は前日の4人から2人に減りました。

 自宅療養者は前日から425人増えて、4576人になりました。