三重県では7日、新たに716人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。2日連続で700人を上回っていて、三重県の一見知事は「リバウンドしている」との認識を示しました。

 感染がわかったのは、10歳未満から90代までの716人で、3日続けて1週間前の人数を上回っています。

 内訳は四日市市が167人、津市が131人、鈴鹿市が87人、桑名市が68人、松阪市が66人などとなっていて、半数以上の感染経路が今のところわかっていません。

 年齢別では、20代以下の若い世代が50%を占めています。

 7日は、基礎疾患があり入院後に感染が判明していた60代から80代までの男性3人が亡くなったことも発表されました。いずれも直接の死因は新型コロナではなく、重症ではなかったということです。

 三重県の7日時点の入院患者は前日から2人増え118人で、病床使用率は23.9%に上がっています。重症者は変わらず2人です。

 自宅療養者数は前日から231人増え、4807人になりました。

 一見勝之知事は7日の記者会見で、新規感染者数について「リバウンドしている」として、今後、病床使用率が40%を超えてきた際には県内旅行の割引きクーポンについても利用停止を検討する考えを示しています。