三重県では12日、新たに506人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。8日続けて新規感染者数が1週前の人数を上回っています。

 感染がわかったのは、10歳未満から90代までの506人で、四日市市が118人、鈴鹿市が74人、松阪市が65人、津市が60人などとなっていて、6割近くの感染経路が今のところわかっていません。

 県によりますと、年齢別の感染者数では30代が19.2%と最も多く、40代以下が全体の8割を占めています。

 また、県内のデイサービス施設と有料老人ホームで新たにクラスターの発生が確認され、2つの施設で利用者や職員など合わせて20人に感染がわかりました。

 いずれのクラスターについても、県は「利用者の中にマスクの着用が難しい人もいて、入浴の介助の際や食事などの共用スペースで、感染が広がった可能性がある」と説明しています。

 12日は亡くなった人の発表はありませんでした。

 三重県の12日時点の入院患者は前日から11人減って129人で、病床使用率は26.1%に下がっています。重症者は1月24日以来78日ぶりにゼロになりました。

 自宅療養者数は前日から60人増えて4916人です。