三重県では14日、新たに674人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。10日ぶりに1週前の人数を下回りましたが、県は「一時的な減少かもしれないので、今後の推移を注視したい」としています。

 感染がわかったのは、10歳未満から90代までの674人です。

 内訳は津市が173人、四日市市が145人、鈴鹿市が77人、桑名市が69人、松阪市が54人などとなっていて、半数以上の感染経路が今のところわかっていません。

 年齢別では30代が17.5%で最も多く、50代以下が感染者全体の9割を占めています。

 また、4月上旬に感染が判明していた30代から90代までの9人が、同じ特別養護老人ホームの入所者や職員だったことがわかり、県は「食事などの介助で感染が広がった可能性がある」としてこの感染者の集団を153例目のクラスターとしました。

 14日は、入院していた90代の女性が重症になったのち、12日に亡くなったことも発表されました。女性はこれまでにクラスターが発生した施設に入所していたということです。

 三重県の14日時点の入院患者は前日から1人増え133人で、病床使用率は26.9%に上がっています。重症者は1人で変わっていません。

 自宅療養者数は、前日から39人増えて5284人です。