三重県では19日、新たに395人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。1日あたりの感染者数は6日続けて前の週の同じ曜日を下回っています。

 感染がわかったのは、四日市市や鈴鹿市などに住む10歳未満から90代までの395人です。

 内訳は四日市市98人、鈴鹿市73人、松阪市37人、伊賀市31人、桑名市27人、津市21人などとなっていて、半数以上の感染経路が今のところわかっていません。

 年齢別では20代が18.2%と最も多く、20代以下の若い世代が感染者全体の半数近くを占めています。

 4月1日から12日にかけて陽性が判明していた10代から90代までの63人は、同じ病院の入院患者などで、県はこの病院を新たに154例目のクラスターとしました。県は「入院患者の中にはマスクの着用が難しい人もいて、食事やリハビリの際に感染が広がった可能性がある」としています。

 ほかにも、特別養護老人ホームでは50代から90代までの入所者など9人の感染がこれまでに確認され、県内155例目のクラスターになっています。

 19日は、感染判明後に入院していた90代男性が18日に亡くなったと発表されました。死因は新型コロナですが、基礎疾患もあったということです。

 三重県の19日時点の入院患者は前日から20人減って108人で、病床使用率は21.4%に下がっています。重症者は1人で変わっていません。

 自宅療養者数は前日から153人減って4709人です。