新型コロナウイルス・オミクロン株の「BA.2」への置き換わりが、いま急激に進んでいます。最大10連休のゴールデンウィークが近づく中、今後の感染拡大は起こり得るのでしょうか。

 守山区の名古屋市衛生研究所。毎日、市内の医療機関からコロナ感染者の検体が持ち込まれ、ウイルスの種類など詳しい解析が行われています。

 3月ごろから検出される割合が急激に増えているのが『BA.2』。

名古屋市衛生研究所の担当者:
「BA.2が主流になっています。われわれが検査している体感としては8割くらい、かなり置き換わりが進んでいる状況です」

 持ち込まれる検体の8割がオミクロン株の「BA.2」だといいます。

名古屋市衛生研究所の担当者:
「変異がかなり激しかったりした場合には、既存のワクチンの効果が低下することが想定される。そういった変異が起きていないかだとか、こういった遺伝子解析は必要」

 従来の「BA.1」系統より感染力が強いとされる「BA.2」。3月ごろから愛知県内で置き換わりが進んでいます。

 こうした中で近づくゴールデンウィーク。今年は感染拡大後初めて緊急事態宣言もまん延防止措置も出ていない状況で、最大10連休を迎えることになります。

名古屋市衛生研究所の担当者:
「GW前ぐらいには、ほぼBA.2に置き換わるだろうなと思っています。どうしてもGWは人が動きますので、病原体は人について動きますから(感染拡大が)ちょっと怖いなとは思います」

 今年のゴールデンウィークについて、愛知県の大村知事は…。

大村愛知県知事:
「県をまたぐ移動等について控えるようにとは言いませんが、しっかり気を付けていただきながら、大型連休はもう計画がおありの方もおられるでしょうから、楽しんでいただければ」