中部国際空港が2021年度の利用者数を発表しましたが、前年度に比べて大幅に増えたものの、コロナ前の水準にはほど遠い数字となっています。

 中部国際空港によりますと、2021年4月から2022年3月までの国内線の利用者数は277万人あまりで、2020年度からおよそ4割増えました。

 しかし、新型コロナ拡大前の2019年度と比べると43%の水準にとどまり、開港以来2番目の少ない利用者数となりました。

 また、国際線の利用者も2020年度の2.8倍にまで回復しましたが、コロナ前のわずか1%の水準になっています。

 中部国際空港は「特に国際線で厳しい状況が続くが、今月に入り人出が戻ってきているので、ゴールデンウィークの利用に期待したい」としています。