作業員2人が死傷した事故を受け、岐阜県内で中断していたリニア中央新幹線のトンネル工事が事故現場以外の3つの工区で工事を再開しました。

 中津川市のリニア中央新幹線・瀬戸トンネルの工事現場では去年10月、発破作業後にトンネルの一部が崩落。作業員2人が死傷し、岐阜県内の4つの工区で行われていた全てのトンネル掘削工事が一時中断していました。

 JR東海は、4つの工区のうち事故現場の瀬戸トンネルを除く3つの工区で、26日朝から工事を再開しました。

 再開の理由についてJR東海は、「作業員への安全教育と、現場の安全確認が完了したため」と説明しています。

 事故があった瀬戸トンネルでの工事再開についてJR東海は、5月9日に地元住民向けの説明会を開いた上で、再開に向けた準備を進めるということです。

※画像はJR東海提供