長野、愛知、岐阜、山梨の4県にある6カ所の善光寺で7年ぶりの「御開帳」が同時に行われています。岐阜県関市の善光寺では、期間限定の「切絵の御朱印」が人気になっています。

(リポート)
「新緑に囲まれた境内。7年ぶりの御開帳が行われていて、平日にもかかわらず多くの人でにぎわっています」

 270年前に創建された岐阜県の関善光寺。今、愛知、岐阜、長野、山梨の4つの県にある6か所の「善光寺」で同時に御開帳が行われています。

 御開帳の期間は、普段は見ることができない約300年前の阿弥陀三尊を拝むことができます。

 220年前、長野県の信州善光寺の秘仏が公開されたことがきっかけでお堂が作られ、今の関の善光寺となったといいます。

 御開帳と合わせてもう一つ、参拝客の関心を集めているのが、キラキラと光る御開帳期間限定の「切絵」の御朱印です。

 中心のご本尊は金色で描かれていて、煌びやかな「映える」デザインで参拝客からも好評だといいます。

 御開帳が始まって最初に用意されたピンクや水色などの御朱印およそ400体は3日でなくなる人気ぶり。

 背景の合わせ方や光の当たり方で、さまざまな表情を見ることができます。

 善光寺の御開帳は、本来は2021年に行われる予定でしたが、新型コロナの影響で2022年に延期されていました。

 愛知、岐阜、長野、山梨の6か所の善光寺の御開帳は、6月29日まで行われます。