ゴールデンウイーク初日の29日、新幹線などの交通機関は、新型コロナの影響で平年より人出は少ないものの、各地で混雑しています。

 JR名古屋駅の新幹線ホームは、朝から帰省客などで混雑していて、自由席の乗車率は最高で下りの140パーセントとなっています。

 ゴールデンウイーク中の東海道新幹線の指定席の予約数は、コロナ前の2018年と比べ77パーセント程にとどまっていて、一部の指定席にはまだ空きがあるということです。

 一方、中部国際空港の国内線は29日が出発のピークで、予約数は約8000人と去年の1.5倍に増加し、コロナ前の2019年の6割程に回復しました。

 国際線のゴールデンウイーク期間中の予約数はおよそ6600人で、コロナ前のわずか3%ほどの水準となっていますが、水際対策の緩和などにより出発ロビーでは海外旅行に向かう人の姿が見られました。

 高速道路も各地で渋滞していて、午前11時半現在、東名高速の下り豊田JCT付近を先頭に20キロ、伊勢湾岸道の下り湾岸弥富ICを先頭に14キロなどの渋滞が発生しています。