5月10日、三重県伊賀市で暴力団組長の男性が銃撃された事件で、取材で入手した防犯カメラの映像に、逃走する男が乗ったとみられる車が捉えられていました。

 伊賀市内の道路を猛スピードで走り抜ける黒い車。これは10日、伊賀市上野忍町で起きた銃撃事件の直後に捉えらえた防犯カメラの映像の様子で、逃走する男が乗っていたとみられています。

 10日午前11時半ごろに起きた銃撃事件では、暴力団組長の男性(54)が拳銃で撃たれケガをし、撃った男は現在も逃走を続けています。

 別の防犯カメラ映像も。撮影されたのは同じく事件の数分後で、捜査関係者によりますと、車は高級外車で同じ時間帯に周辺の複数の防犯カメラに映っていたといいます。

 また、現場から1.5キロほど離れたパチンコ店の防犯カメラには、事件発生からおよそ10分後、男が草むらで帽子と服を脱ぎ捨てる様子が映っていて、近くで拳銃が見つかりました。

 関係者によりますと、パチンコ店の駐車場に同様の黒い車が停まっている様子も捉えられていたといいます。

 車は偽造ナンバーに付け替えられていたとみられていて、警察はこの車で男が逃走したとみて行方を追っています。