「ヒンバン・カンバン・フリョウヒン…」ウクライナから避難の夫婦が日本で就職へ 工場の専門用語を勉強中
ウクライナから避難してきた人たちの新生活が本格化しています。日本での「就職」へ向け、職業訓練を始めた夫婦を取材しました。
愛知県安城市内の人材派遣会社「エクラ」を訪れた、ウクライナ・キーウ出身のルスランさんとリディアさん夫婦。
2人は4月10日、日本にいる知人を頼り、安城市に避難してきました。いよいよ日本での「就職」に向け、新たな一歩を踏み出しました。
ルスランさん:
「(日本語で)品番、かんばん、不良品…」
必死に覚えているのは、工場で使う専門用語。トヨタ系列の部品製造工場で働く見通しとなり、現在派遣会社で工場の専門用語を学んでいます。
ルスランさん、ウクライナでしていた仕事は…。
ルスランさん:
「2万平方メートルの倉庫で、家電の管理士として働いていた」
以前の仕事と似ていて理解が早いですが、一方でリディアさんは会計士だったため製造業とは無縁。それでもやると決めた2人。
リディアさん:
「やったことがない仕事なので頑張りたいです」
ルスランさん:
「仕事に就いたら正しくやって、不良品を出さず迷惑をかけないのを一番に頑張りたい」
エクラの担当者:
「太鼓判を押します。2人とも細かいことは注意力があるので、不良品を出さないということでは向いてるんじゃないかなと思います」