三重県では18日、新たに568人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。

 感染がわかったのは、10歳未満から90代までの568人です。内訳は四日市市が119人、桑名市が80人、津市が73人、鈴鹿市が59人、伊勢市が32人などとなっていて、約半数の感染経路が今のところわかっていません。

 11日の新規感染者数は556人で、5日ぶりに1週間前の人数を上回りましたが、横ばいです。

 県は「GWが終わった後に感染した人が多く、クラスターに繋がるような大勢が一気に感染したケースでもないため、今後の感染者数に注視して、増加した原因を分析したい」と話しています。

 また、県は18日、2020年12月27日から2022年1月31日までの間に亡くなった感染者で、50代から90代までの10人について公表漏れがあったと発表しました。

 通常、感染者が亡くなった場合は、保健所から県に報告があり、新型コロナが直接の死因ではない場合でも、死亡者数に数えて厚生労働省に報告することが義務付けられていました。

 ところが、新型コロナが直接の死因ではない感染者については、死亡者数に数えないと認識していた職員がいたため、公表されていなかったということです。厚生労働省への報告もされていませんでした。

 2022年4月5日に、保健所からは死亡の報告があがっていたのに、死亡事例として数えられていない感染者がいることに職員が気づき、公表漏れがわかったということです。

 再発防止策として、県からも9か所全ての保健所に毎日電話で確認するとしています。

 このため、三重県で亡くなった感染者数は18日に10人増え、累計で297人になりました。

 18日時点の入院患者は前日から7人増えて105人で、病床使用率は22.7%です。重症者はゼロで、変わっていません。

 自宅療養者数は、前日から114人増えて3196人です。