供給止まっている“農業用水”…漏水起きた施設近くの川から取水する準備進む 「穴」の復旧に向けた作業も
愛知県豊田市で起きた大規模な漏水の影響で供給が止まっている農業用水の確保に向け、別の川から水を取り込むための準備が進んでいます。
豊田市の明治用水頭首工では17日から大規模な漏水が発生して水量が減り、農業用水の供給が止まっています。
これを受け、近くの猿渡川では21日朝、緊急措置として明治用水に水を取り込むため、作業員が川幅などをはかり必要なポンプの数などを調べるといった準備が進められました。
一方、漏水が起きている明治用水頭首工では21日新たに300トンのクレーン車が配備されました。
クレーン車ではまず、川の流れが取水口に向かうよう土のうを投入するほか、今後は漏水の原因とみられる穴の復旧に向けた作業が進められる予定です。