愛知県豊田市の取水施設で起きた大規模な漏水で、22日、明治用水の近くを流れる猿渡川から緊急用の取水を始める準備が進められています。

 豊田市の明治用水頭首工で起きた大規模漏水から6日目、一帯の農業用水の供給は停止したままです。

(リポート)
「午前9時20分の猿渡川です。農業用水の確保のため取水の準備が作業員によって進められています」

 頭首工からおよそ11キロの猿渡川では、22日午前10時ごろから3台の仮設ポンプが設置され、午後にも水のくみ上げを開始する予定です。

 しかし取水できる水の量は少なく、東海農政局によると矢作川周辺に合わせて92台のポンプを稼働させていて22日に17台のポンプを増設するということです。

 東海農政局では「近日中、試験的に農家に水を供給し、5月中には本格的な供給を目指すとしています。