愛知県豊田市の取水施設で起きた大規模な漏水問題では、5月中の農業用水の供給再開に向けた作業が続いています。農家からは今後の見通しについて情報を求める声が上がっています。

 豊田市にある明治用水頭首工で起きた大規模な水漏れの影響では、工業用水の供給は一部再開した一方、農業用水は現在も供給が止まっています。

 東海農政局は農業用水について、近く試験的な供給をした上で5月中の再開を目指していて、23日も矢作川など3つの川で仮設のポンプからの水のくみ上げが進められています。

 豊田市のコメ農家からはより詳しい情報を求める声が上がっています。

米農家:
「近日中っていつ?って。色んな情報が入り混じっちゃってて、どれが本当なのかが分からない」

 こうした状況を受け、JAあいち中央は23日に東海農政局などを訪問し、早期の再開などを求める要請書を手渡しました。