三重県では5月23日、新たに213人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。2日続けて1週間前の人数を下回っています。

 感染がわかったのは、10歳未満から90代までの213人で、津市が53人、四日市市が33人、伊勢市が23人などとなっていて、半数近くの感染経路が今のところわかっていません。

 年代別では10歳未満が21.6%で最も多く、30代以下が全体の7割以上を占めています。

 また、4月30日から5月11日にかけて感染が判明した患者のうち、15人は県内の同じ医療機関の職員と入院患者で、県はこの医療機関での感染者の集団を162例目のクラスターとしました。

 さらに5月3日から20日までに感染が判明した患者のうち、27人が県内の特別養護老人ホームの職員と入所者だったということで、163例目のクラスターになりました。

 いずれのクラスターについても、県は「職員が入所者らの食事や入浴などの介助をする際に、感染が広がった可能性がある」としています。

 23日は70代の男性が22日に亡くなったことも発表されました。県によりますと、死因は新型コロナではなく、基礎疾患があり感染前から入院していたということです。

 三重県の23日時点の入院患者は前日から1人増えて111人で、病床使用率は24.0%です。

 重症者はゼロのままで、自宅療養者数は178人減って3009人です。