外国人観光客の受入再開へ期待の声…豪州からの“実証事業ツアー”参加者が高山へ「観光業界活気づいてくる」
27日、オーストラリアからの外国人観光客が、観光ツアーの実証事業で岐阜県高山市を訪れました。
ずらりと並ぶ豪華絢爛な「屋台」。岐阜県の高山祭の気分をいつでも楽しむことができる人気の観光施設です。
27日にこの場所を訪れたのは、オーストラリアからの外国人旅行客。
これまで原則停止していた海外からの観光客受け入れ再開に向け、5月24日から観光庁が行っている実証事業のツアーの参加者です。
ツアー客は15の組に分かれ、オーストラリアからの観光客は26日から岐阜県に入り、6日間の日程で岐阜県のほか石川県などを巡り、観光地の感染対策や訪問先で感染者が出た場合の対応などを検証します。
ツアーの参加者は常にマスクをつけ、所々で手の消毒をしながら楽しんでいました。
外国人ツアー客:
「距離の確保やマスクなどして、とても安心して楽しめました。高山には素晴らしい文化や歴史がありました。他の国の人たちも日本に来て、僕たちのような経験をしてほしい」
いかにも日本らしい高山の魅力は、やはり外国人にも大好評。
コロナ前、外国人観光客に支えられてきた観光関係者からも、期待の声があがりました。
煎餅店の人:
「戻って来てもらえれば、それだけ観光業界は活気づいてくると思うので、ありがたい話です」
豆腐店の人:
「ここは古い町並みで、外国人さんも好きな街だと思うんですよ。もうちょっと来てもらえれば、皆さん喜ばれる」
観光庁などはこのツアーで課題を検証し、6月からの訪日ツアー再開に向けガイドラインを作成するということです。