愛知県豊田市の明治用水の取水施設で大規模な漏水が発生した問題で、30日から対象エリアを4つに分けて農業用水の供給が始まりました。

 豊田市の取水施設「明治用水頭首工」で大規模な漏水が起きている問題では、5月17日から農業用水の供給が停止し、田植えの作業などに大きな影響が出ていました。

 農業用水を管理する明治用水土地改良区は、試験的な供給で一定量の水の流れが確認できたことなどから、30日から対象エリアを4つに分け、4日に1度ずつの供給を始めました。

刈谷市の農家:
「やっぱり心配ですね。こんなに天気がいいと、すぐに干上がっちゃうんですよね」

 土地改良区は、今後、確保できる水量が増えれば供給の頻度を増やしたいとしています。