三重県では30日、新たに137人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。5月6日以来、24日ぶりに200人を下回りました。

 感染がわかったのは、10歳未満から90代までの137人です。内訳は四日市市が31人、鈴鹿市が29人、津市が22人などでほぼ半数の感染経路が今のところわかっていません。

 年代別では10歳未満が25.5%で最も多く、全体の4分の1を占めています。

 30日に公表された137人の感染者のうち13人は、四日市市内の高齢者施設の入所者や職員で、この施設ではこれで17人に感染が判明したことから、県はクラスターの発生も視野に調査しています。

 30日は、四日市市の80代男性が28日に亡くなったことも発表されました。市によりますと、男性には基礎疾患があり、感染判明後も高齢者施設に入所していましたが、容体が悪化して病院へ救急搬送された後、亡くなったということです。

 新規感染者数は1週間前の人数を9日続けて下回っていて、県は「週明け月曜日の感染者数が100人台になるのは3月下旬と同じ水準で、減少傾向が続いている」としています。

 30日時点の入院患者は、前日から2人増えて95人で、病床使用率は20.5%に上がっています。

 重症者は17日続けてゼロで、変わっていません。自宅療養者数は、前日から265人減って2337人です。