三重県では6月8日、新たに193人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。18日続けて1週間前の人数を下回っています。

 感染がわかったのは、10歳未満から80代までの193人です。

 内訳は四日市市が35人、津市が24人、松阪市と桑名市がそれぞれ22人などとなっていて、半数以上の感染経路が今のところわかっていません。

 年代別では10歳未満と10代がそれぞれ20%前後の割合を占めていて、多くなっています。

 また、5月28日から6月8日までに公表された感染者のうち、特別養護老人ホームで入所者ら24人、医療機関で入院患者ら58人に感染がそれぞれ確認され、県はこの2つの感染者の集団を新たにクラスターとしました。

 県はいずれの施設についても「食事やトイレなどの介助の際に感染が広がった可能性がある」としています。

 8日は、病院への救急搬送後に新型コロナウイルスへの感染が判明した80代女性が7日に亡くなったことも発表されました。

 女性には基礎疾患があり、死因は新型コロナではないということです。

 三重県の8日時点の入院患者は前日から1人減って67人で、病床使用率は14.5%です。重症者は1人で変わりません。

 自宅療養者数は、前日から36人減って1480人です。