三重県では6月9日、新たに158人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。19日続けて1週間前の人数を下回っています。

 感染がわかったのは、10歳未満から70代までの158人です。

 内訳は四日市市と鈴鹿市がそれぞれ24人、津市22人、桑名市17人などとなっていて、半数以上の感染経路が今のところわかっていません。

 年代別では10歳未満と30代がそれぞれ20%ほどの割合を占めていて、多くなっています。

 また、5月17日から27日までに公表された感染者うち43人は、同じ製造会社の従業員で、同じ日に健康診断を受けていたということで、県はこの会社の感染者の集団を新たにクラスターとしました。

 今回のクラスターの発生について県は、「5月中旬に社内であった健康診断での検尿の際に、トイレで従業員同士が密になったことや、会場のドアノブを介して感染が広がった可能性がある」としています。

 県によりますと、健康診断でクラスターが発生したとみられるのは初めてです。

 三重県の9日時点の入院患者は前日から2人減って65人で、病床使用率は14.0%に下がっています。重症者は1人で変わっていません。

 自宅療養者数は前日から40人減って1440人です。