覚醒剤を使用した罪などに問われたアイドルグループ「KAT−TUN」の元メンバー・田中聖被告は、10日の初公判で「大切な人たちを傷つけた最低な行為」と語りました。

 黒いスーツに黒縁メガネをかけて法廷に立った、アイドルグループ「KAT−TUN」の元メンバー・田中聖被告(36)。

<田中被告>
「田中聖です」

<裁判官>
「職業は?」

<田中被告>
「あ、えーと、歌手になります」

<裁判官>
「起訴状には音楽家とありますが」

<田中被告>
「はい」

 田中被告は今年1月、名古屋市中区のホテルで覚醒剤を所持していたほか、使用した罪などにも問われています。

 音楽ライブのため、名古屋を訪れていた時の犯行とみられている田中被告。10日の初公判では…。

<裁判官>
「起訴状の内容に違っているところはありますか?」

<田中被告>
「いえ、ありません」

 淡々とした口調で起訴内容を認めた田中被告。続く冒頭陳述などで、検察側は「覚醒剤などを継続的に使用していた」「スマートフォンには密売人との取引を示すメッセージが残っていた」と指摘。

 そして、被告人質問で田中被告は…。

<田中被告>
「独立してフリーになり、プレッシャーや将来への不安、ストレスから手を出してしまいました」

 検察側は懲役2年を求刑、弁護側が執行猶予付きの判決を求め、結審しました。

<田中被告>
「自分の一番大切な人たちを傷つけたことが、最低な行為だと思っています。二度とこんなことがないように自分を見つめ直し、しっかりと償っていきたい」

 法廷で最後にこう語った田中被告。判決は6月20日に言い渡されます。