約3か月にわたって空席となっている名古屋市の教育長について、河村市長は15日、文部科学省の元課長を充てる人事案を示しました。

 教育長人事を巡っては、2022年2月議会で、河村市長が「減税日本」の元県議で前副市長を起用する人事を提案しましたが、「政治的公平性に欠ける」などとして否決され、空席となっていました。

 15日の議会運営委員会で河村市長は、文部科学省の元課長・坪田知広さん(53)を起用する案を示しました。

 坪田さんは1992年に旧・文部省に入省。児童生徒課長としていじめ防止対策などに取り組んだ経歴があり、河村市長は不登校の子供たちの支援などの教育改革に坪田さんの経験を活かしたいとしています。

 この人事案は、6月17日に開会する6月議会に提出されます。