劇団四季のミュージカル『キャッツ』が7月、名古屋で21年ぶりに上演されます。舞台の美術セットにも見どころが満載です。

(リポート)
「こちらが『キャッツ』の会場です。客席にもセットが組まれ、舞台と客席、空間全体が一体化したような造りになっています」

 舞台や客席に無造作に置かれたお菓子の袋やおもちゃ。壮大な美術セットで、ミュージカル「キャッツ」の世界“都会のごみ捨て場”が再現されています。

 野良ネコや飼い主から逃げ出したネコたちが、自由に生きたいと願い、憧れの舞踏会で歌い、踊る、ミュージカル『キャッツ』。名古屋での上演は実に21年ぶりです。

 待ちに待った東海3県のファンのために、ゴミのオブジェには名古屋めしの定番「スガキヤの袋」に、東山動植物園の入場券、さらには「名古屋グランパスのキャップ」まで。およそ20点の「ご当地ゴミ」が隠れているのも、見どころの一つです。

舞台美術家の土屋茂昭さん:
「自分の思い出をたどれるものが、もしかしたらこの中にあるかもしれないという目で劇場を見ていただけると、いっぱい発見があるのかなと」

 ミュージカル『キャッツ』は、中村区の名古屋四季劇場で7月18日に開幕します。