名古屋市の男性職員が、死亡した生活保護受給者2人の遺留金を横領したことがわかり、懲戒免職処分をうけました。

 処分を受けたのは、西区役所の民生子ども課に勤務していた23歳の男性職員です。

 男性職員は2022年1月から2月にかけ、担当していた身寄りのない生活保護受給者の男女2人が亡くなった際、遺留金あわせて10万円余りを自分の財布に入れて横領したということです。

 5月に生活保護受給者の男性が入院していた病院から、区役所に遺留品について問い合わせがあったことで発覚しました。

 市の聞き取りに対し、男性職員は「お金に困っていたわけではないが、現金を見て思わずやってしまった」と話しているということです。市は刑事告訴も検討しています。