三重県では6月29日、新たに283人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。8日続けて1週間前の人数を上回っています。

 感染がわかったのは、10歳未満から90代までの283人です。内訳は桑名市が54人、四日市市が48人、津市が35人、伊勢市が34人などとなっています。

 29日は県内の特別養護老人ホームで、新たなクラスターが公表されました。この施設では6月16日から26日までの間に、入所者25人と職員13人のあわせて38人に感染が判明していました。

 感染が広まった経緯について県は、入所者の中にマスクを着用するのが困難な人がいたことや、食堂などの共用スペースを複数の入所者や職員が利用していたことなどが可能性として考えられるとしています。

 三重県の29日時点の入院患者は前日から2人減って62人で、病床使用率は17.9%に下がっています。重症者は1人です。

 自宅療養者数は、119人増えて1387人です。