トヨタ自動車は新型コロナによる上海のロックダウンの影響などを受け、5月の生産実績が63万台余りとなり、2か月連続で前年を下回りました。

 トヨタの今年5月の世界での生産実績は前年の同じ月より5.3%少ない63万4940台でした。

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う上海のロックダウンや、4月に起きた南アフリカの洪水などが要因で、生産台数が前年の同じ月を割り込むのは2か月連続です。

 これまでトヨタは半導体不足の影響などで5月の生産計画を2度見直し、およそ70万台としていましたが、その数をさらに6万台以上下回る結果となりました。

 トヨタは「不透明な状況ですが、引き続き影響を最小限に抑えるべく努力してまいります」としています。