三重県では7月4日、新たに239人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。13日続けて1週間前の人数を上回っています。

 感染がわかったのは、10歳未満から100歳代までの239人です。内訳は、津市が70人、伊勢市が51人、四日市市が25人、松阪市と志摩市がそれぞれ16人などとなっています。

 6月19日から24日までの間に、利用者10人と職員4人のあわせて14人に感染がわかったデイサービス施設の集団が、新たなクラスターとして公表されました。

 感染が広まった経緯について県は、利用者の中にはマスクを着用するのが困難な人がいたことや、職員が利用者の食事を介助する際に接触していたことをあげています。また、送迎車や食堂などの共有スペース内での利用者同士の会話なども、可能性として考えられるとしています。

 7月4日は、70代と100歳代のあわせて2人の女性が、7月2日に亡くなったことも発表されました。

 2人は、県内の高齢者施設に入所していて、7月1日に陽性が判明しましたが、いずれも病院には入院せず、高齢者施設で療養していました。

 死因について、県は新型コロナが直接の原因ではないとしています。2人はいずれも重症化はしていなかったということです。

 三重県の7月4日時点の入院患者は、前日から8人増えて95人で、病床使用率は27.4%です。重症者は1人のままです。

 自宅療養者数は39人増えて、1830人です。