三重県では7月6日、新たに569人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。15日続けて1週間前の人数を上回っています。

 感染がわかったのは、10歳未満から90代までの569人です。内訳は津市が97人、四日市市が85人、伊勢市が72人、松阪市が48人、鈴鹿市が43人、桑名市が42人などとなっていて、感染者が500人を超えるのは5月18日の568人以来49日ぶりです。

 県は「夏になり、人の動きが活発になったうえに、クーラーを利用する人が増えたことで、室内の換気がされ辛くなったことなどが可能性として考えられる」としています。

 6日は新たなクラスターが2件公表されました。県内の介護老人保険施設では6月23日から7月3日までの間に、入所者21人と職員8人のあわせて29人に感染がわかっていました。

 また県内の高齢者入所施設では、6月16日から30日までの間に、利用者9人と職員4人のあわせて13人に感染がわかっていました。

 感染が広まった経緯について県は、いずれの施設も利用者や入所者の中にはマスクを着用するのが困難な人がいたことや、職員が利用者らの食事や入浴を介助する際に、接触していたことなどを上げています。

 また、風呂や食堂などの共有スペースで利用者らが会話したことなども可能性として考えられるとしています。

 いずれの施設も感染者が出たフロアでの新規の入所を受け入れを当面の間停止しています。

 県内の入院患者数は6日時点で前日から14人増えて106人で、病床使用率は30.5%に上がっています。病床使用率が30%を超えたのは、3月22日の30.0%以来106日ぶりです。

 重症者は1人で変わりません。自宅療養者数は360人増えて2256人です。