三重県では7月11日、新たに504人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。20日続けて1週間前の人数を上回っています。

 感染がわかったのは、10歳未満から100歳代までの504人です。内訳は四日市市が102人、津市が97人、伊勢市が51人、松阪市が47人、桑名市が39人などとなっていて、新規感染者は6日続けて500人を超えています。

 11日は、県内の医療機関で新たなクラスターが公表されました。この医療機関では、6月28日から7月3日までの間に、入院患者4人と職員3人のあわせて7人に感染がわかっていました。

 感染が広まった経緯について、県は入院患者の中にはマスクを着用するのが困難な人がいて、患者同士が室内で会話をしていたことや、職員が患者の入浴の介助・リハビリを手伝う際に、接触していたことなどが考えられるとしています。

 県はこれまでに公表した陽性者のうち、5人がオミクロン株の「BA.5」系統に感染していたことが判明したと発表しました。

 県が6月14日から7月3日にかけて公表した感染者の中から、無作為に選んだ65人の検体をゲノム解析した結果、5人へのBA.5系統の感染がわかったということです。

 BA.5系統は、これまで主流だったBA.2系統より感染力が強いとされています。県内でのBA.5系統の感染者の累計は8人になりました。

 三重県の7月11日時点の入院患者は、前日から6人増えて136人で、病床使用率は29.8%に上がっています。重症者は1人のままです。

 自宅療養者数は239人増えて3761人です。