岐阜県では7月19日、新たに1016人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。また、2人が亡くなったことも発表されています。

 感染がわかったのは、岐阜市や多治見市などに住む0歳から100歳以上の1016人です。

 新たなクラスターも3件公表され、高山市の障害者福祉施設では新たに利用者4人と職員7人などあわせて24人に感染がわかりました。

 このほか可児市の高齢者福祉施設で8人、八百津町の障害者福祉施設で5人に感染がわかり、それぞれクラスターとなっています。

 19日は入院していた多治見市の80代男性と、各務原市の90代男性が亡くなったことも発表されています。2人はいずれも基礎疾患があり、各務原市の男性はワクチンを接種していなかったということです。

 亡くなった人は、累計で354人になりました。

 県内の病床使用率は18日時点で29.1%、重症者は2人です。

 感染者の急増を受けて古田知事は、20日から保健所の対応や自宅療養の支援について、重症化リスクの高い人に重点化して行うことを発表しました。

 保健所の対応は、20日から陽性が確認された人で、65歳以上の高齢者や基礎疾患を持つ人、妊娠している人以外は病状など療養先を決めるのに必要な最低限の聞き取りに絞って、行動歴などの詳細な調査は省いて簡略化されます。

 自宅療養をしている人に対しては、40歳以上の人や保健所が重症化リスクが高いと判断した人以外は、これまで毎日行っていた健康観察をやめ、体調不良時の相談窓口をショートメッセージで案内するということです。