三重県では7月22日、新たに2132人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。前日の2279人に続く過去2番目に多い感染者数です。

 感染がわかったのは、10歳未満から100歳代までの2132人です。内訳は、四日市市が345人、津市が339人、桑名市が268人、鈴鹿市で203人、松阪市が172人などとなっています。

 22日は新たなクラスターが2件公表されました。

 県内の有料老人ホームでは、7月2日から12日までの間に、入所者5人と職員3人のあわせて8人に感染がわかりました。また県内の医療機関では、7月3日から16日までの間に、入院患者43人と職員4人のあわせて47人に感染がわかりました。

 感染が広まった経緯について、県はいずれの施設も入所者や患者の中にはマスクを着用するのが困難な人がいたことや、職員が入所者らの食事などの介助をする際に、接触していたことなどを上げています。

 いずれの施設も新規入所の受け入れを当面の間停止しています。

 また22日は、80代の男性が7月20日に亡くなったことも発表されています。この男性は、県内の高齢者施設に入所していて、20日に亡くなりました。男性はこの施設で検査を受けていましたが、亡くなった後に陽性が判明したということです。

 男性は別の基礎疾患を持っていて、死因について県は新型コロナが原因ではないとしています。

 22日時点の三重県の入院患者数は、前日から11人増えて189人で、病床使用率は41.0%です。病床使用率が40.0%を超えるのは、3月5日の40.6%以来139日ぶりです。

 重症者はゼロのままで、自宅療養者数は1248人増えて10571人で、自宅療養者数が1万人を超えるのは初めてです。