名古屋市は、モデルナ製の新型コロナワクチンを使用する大規模接種会場で、18歳未満の女性に誤って3回目の接種をしたと発表しました。

 市によりますと7月22日、緑区の「イオンタウン有松」の大規模接種会場に予約なしで3回目の接種に訪れた18歳未満の女性に対し、モデルナ製のワクチンを誤って接種しました。

 3回目の接種に使用するワクチンは、ファイザー社製であれば12歳以上に接種できますが、モデルナ製は18歳以上に限定されています。

 受付のスタッフが「15歳以上に接種可能」と誤って認識していたことが原因で、その後、予診や接種をしたスタッフも対象年齢ではないことに気付かなかったということです。

 女性には一般的な副反応の症状は出ているものの、これまでのところ健康被害は確認されていません。

 市は23日に保護者に状況を説明し謝罪していて、今後は再発防止に向け、大規模接種会場で使用するモデルナ製のワクチンは18歳以上でなければ接種できないことを、打ち合わせなどでスタッフに徹底するとしています。