岐阜県では7月29日、新たに2625人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。

 感染がわかったのは岐阜市や大垣市などに住む0歳から90代までの2625人で1日の新規感染者としては過去3番目の人数です。

 新たなクラスターも6件公表され、中津川市では3つの高齢者福祉施設の利用者にまたがり、職員などあわせて19人に感染がわかっています。

 山県市の障害者福祉施設では、入所者10人と職員4人のあわせて14人に感染が確認されています。

 また県は、政府が新設した「BA.5対策強化宣言」について、すでに市町村などで作る対策協議会に説明を終え、宣言を出す方向で調整を進めると発表しました。

 宣言の基準とされる「病床使用率約50%以上」などは満たしていないものの、感染拡大による病棟の閉鎖や救急の受け入れ停止などがすでに頻発していて、一般医療への影響がでていることが理由だということです。

 県によりますと、宣言の内容は住民への基本的な感染対策の呼びかけや、事業者にテレワーク推進を呼びかけるなど、すでに県内で取り組んでいる感染対策とほぼ同じですが、宣言により、より強く県民に対策を呼びかけたい考えです。

 飲食店に対する時短要請などは、現時点では検討していないということです。

 県内の病床使用率は28日時点で43.6%、重症者は3人です。