三重県では8月2日、新たに2483人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。1日に確認された新規感染者数としては、過去3番目の人数です。

 感染がわかったのは、10歳未満から100歳代までの2483人です。内訳は、四日市市が435人、津市が380人、鈴鹿市が359人、松阪市が275人、伊勢市が174人、桑名市が122人などとなっています。

 2日は、三重県が実施したゲノム解析の結果も公表しました。県が7月中旬から下旬に公表した陽性者のうち、30人の検体をゲノム解析した結果、17人がオミクロン株「BA.5」だったということです。

 その他の解析結果は、「BA.2」が9人、「BA.2・12・1」が2人、解析不能が2人でした。

 県内の感染者は14日続けて1000人を上回っていて、一見知事は2日の会見で、「BA.5対策強化宣言」を今週中にも発出する考えを示しました。

 一見知事によりますと、1日から愛知・岐阜と共に宣言を出す方針で調整を進めていて、今後は重症化リスクが高い高齢者に対して行動自粛を求めるかなどを検討して、宣言内容を決めるとしています。

 2日は、80代の男性と70代の女性のあわせて2人が7月31日に亡くなったことも発表されました。亡くなった2人はいずれも新型コロナが原因で県内の医療機関に入院していましたが、31日に亡くなりました。

 2人には基礎疾患があり、入院中に体調を崩して亡くなったということで、県は新型コロナが直接の原因ではないと説明しています。

 2日時点の入院患者は、前日から12人増えて254人で、病床使用率は47.9%になりました。重症者はゼロのままです。

 自宅療養者数は916人減って1万8756人になっています。