ウクライナ出身の女性が5日、三重県四日市市の中学校で講演し、子供たちに平和への願いを伝えました。

 5日、四日市市の海星中学校で講演をしたのは、ウクライナ出身で現在は市内に住むポノマリョヴァ・アンナさん。

 およそ160人の生徒を前に、ウクライナの食文化や歴史などを伝えた後、ロシアの侵攻について生徒の質問に言葉を詰まらせながら答えました。

生徒:
「ウクライナでは戦争していますが、日本人は何をすればいいですか?」

アンナさん:
「どんどん戦争について話す人も減ってしまっているように感じる。そうなると戦争を止める力もなくなってしまう。戦争について、もっと話をしてください」

生徒:
「戦争が終わったら、まず何をしたいですか?」

アンナさん:
「戦争が終わったらすぐに帰って、家族と再会したいと思います」

 アンナさんは「戦争はどの国でも起こること。なぜ起こるのか考えるきっかけにしてほしい」と話していました。