新型コロナの感染拡大で、治療などにあたる一部の医療機関の負担が増えている状況を受け、愛知県の大村知事は、県内全ての医療機関にコロナ患者の入院などを受け入れるよう働きかけていく考えを示しました。

大村愛知県知事:
「現在はコロナまん延期であり軽症者が多い。コロナ病床は91病院ということでございますが、全医療機関にコロナ患者の診察・受け入れを依頼すると」

 大村知事は8日午前の会見で、1日の新規感染者数が高い水準で推移している状況を鑑み、県内すべての医療機関に対し、コロナ患者の診察や入院を受け入れるよう要請する方針を示しました。

 愛知県では7日時点のコロナ病床の使用率が76.1%と高い水準となっていますが、ほとんどの患者は症状が軽く、医師会などからは一部の病院に負担が偏らないよう、コロナを診療できる医療機関の拡充を求める声が上がっていました。

 大村知事は、医療関係者と協議した上で近く正式に要請する考えです。