岐阜県では8月10日、新たに3802人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。また2人が亡くなったことも発表されています。

 感染がわかったのは、岐阜市や大垣市などに住む0歳から90代までの3802人で、1日に発表された新規感染者数としては過去3番目の多さです。

 新たなクラスターも6件公表され、関市の障害者福祉施設では入所者14人と職員9人のあわせて23人に感染がわかっています。

 このほか、垂井町と大垣市の病院、恵那市と瑞浪市、高山市の高齢者福祉施設でも新たなクラスターが公表されています。

 10日は、入院中だった岐阜市の80代男性と大垣市の80代男性が亡くなったことも発表されました。2人はいずれも基礎疾患があり、岐阜市の男性は3回、大垣市の男性は4回ワクチンを接種していたということです。

 亡くなった人は累計で391人になりました。

 また、県は7月下旬に新型コロナに感染していた80代女性のウイルスをゲノム解析した結果、オミクロン株の派生型「BA.2.75」系統であると確認されたと発表しました。

 女性は軽症で海外渡航歴はなく、市中感染とみられています。岐阜県でBA.2.75が確認されるのは初めてです。

 県内の病床使用率は9日時点で61.6%、重症者は2人です。