岐阜県可児市の65歳の女性が「あなたのスマホからウイルスが発信され不特定多数の人に感染している」などの電話を信じ、現金などあわせて4030万円をだまし取られました。

 7月上旬、可児市に住む無職で65歳の女性の携帯に「サイト登録料の年会費が未納である」などと、警視庁や実在する会社を名乗る複数の男から電話がありました。

 女性は男の指示に従ってコンビニで130万円分の電子マネーを購入し、だまし取られました。

 その後別の日にも「あなたのスマホからウイルスが発信され、不特定多数の人に感染している。示談金が必要」などと男から電話がありました。

 女性は7回にわたり、計現金3900万円を宅配便で東京都内のアパートに送ったということです。

 男と連絡が取れなくなり、不審に思った女性が家族に相談して事件が発覚。警察は不審な電話があったら、警察や家族に早く相談するよう呼びかけています。

 岐阜県内では8月9日、岐阜市に住む66歳の女性が同様の手口で1600万円をだまし取られる被害が発覚しています。