自宅療養中に急変し死亡した人も…新型コロナ 三重で新規感染者1309人 約1年ぶりに病床使用率60%超
三重県では8月15日、新たに1309人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。
感染がわかったのは、10歳未満から90代までの1309人で、四日市市で222人、津市で205人、鈴鹿市で134人、松阪市で132人、桑名市で125人などとなっています。
15日は4件のクラスターが公表されました。4件のうち1件は県内にある障害者入所施設で、これまでに入所者29人と職員8人のあわせて37人に感染が判明していました。
残りの3件は、県内の医療機関にある3つの病棟で発生したクラスターです。この医療機関ではこれまでに3つの病棟で職員と入院患者のあわせて109人に感染がわかっていました。
感染が広がった理由について、県はいずれの場所も入所者や患者の中にはマスクを着用することが困難な人がいたことや、職員が患者らに対して食事の介助などをする際に接触したことなどが考えられるとしています。
15日は、80代の男性と70代の女性のあわせて2人が、14日に亡くなったことも発表されました。
80代の男性は陽性がわかった後も自宅で療養していましたが、容態が急変し、14日に自宅で亡くなりました。
80代の女性は新型コロナが原因で県内の医療機関に入院していましたが、14日に亡くなりました。
2人の死因について、県はいずれも新型コロナによるものとしています。
三重県では15日から病床数をこれまでの561床から4床増やして565床になりましたが、病床使用率は61.1%で、前日から1.6ポイントあがっています。
病床使用率が60%を超えるのは、2021年9月7日の68.7%以来、約1年ぶりです。
重症者は1人のままで、自宅療養者数は1641人減って2万4486人になりました。