岐阜県では8月23日、新に5116人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。また5人が亡くなったことも発表されました。

 感染がわかったのは、岐阜市や各務原市などに住む0歳から100歳以上の5116人で、8月9日の4725人を上回り、過去最多の人数です。

 新たなクラスターは10件公表され、高山市、羽島市、各務原市などの高齢者福祉施設で利用者や職員に感染が確認されています。

 23日は岐阜市の90代と70代女性、多治見市の80代男性、各務原市の50代女性、土岐市の80代女性のあわせて5人が亡くなったことが発表されています。

 5人はいずれも基礎疾患があり、岐阜市と多治見市、土岐市の4人は感染判明後は病院や施設で療養していたということです。

 各務原市の女性は、19日に医療機関を受診して陽性が判明したあと帰宅していて、22日に容体が悪化し、救急搬送された病院で死亡が確認されました。

 医療機関からの「発生届」は提出がなく、保健所は患者を把握できていなかったということです。

 県によりますと発生届は速やかに提出するよう求めていて、多くの医療機関では当日に提出されています。今回のケースで、発生届の提出が遅れた理由はわかっていません。

 亡くなった人は、累計で444人になりました。県内の病床使用率は22日時点で59.2%、重症者は3人です。