名古屋市は、新型コロナなどの影響で救急車の出動が増えている実情を踏まえ、来年度に救急隊を2隊増設する方針を示しました。

 名古屋市は24日、自民党市議団から救急搬送体制の充実について要望を受け、常勤の救急隊を新たに2隊増やす方針を示しました。

 市の救急体制は現在63の隊がありますが、去年7月以降、出動件数は毎月1万件を超えていて、新型コロナと熱中症が重なった7月には1万4700件余りと過去最多を更新し、ひっ迫していました。

 新たな救急隊の導入は新しい救急車を確保できる来年度になりますが、車に載せる資機材を早めに入手できれば、今年度中にも古い車両を活用して臨時で運用する方針です。