新型コロナに不安を抱く状況が続いていますが、コロナ感染によって給付金を受け取れる医療保険などの相談が、保険代理店に殺到しているといいます。

 名古屋市中村区の保険代理店「ほけんの窓口」。ここ最近、コロナに関する保険商品の問い合わせが増えているといいます。

「ほけんの窓口」によると、全国の店舗で受けたコロナに関する給付金の問い合わせに応じた件数は、2021年12月は30件だったのに対し、2022年8月は1万件を超す見込みだといいます。

ほけんの窓口ユニモール名古屋店の店長:
「入院した時の保証で5000円や1万円、これは1日当たり受け取れる金額です。コロナに関しては、自宅療養やホテル療養でもこの金額が保証されます」

 まずは入院給付金。感染症法上の「2類」に区分される新型コロナの場合、入院をしない「自宅療養」の場合でも「みなし入院」とされるため、1日単位で給付金を受け取ることができます。

 このほか、コロナに感染した時点で受け取れる「感染症一時金」や、コロナで旅行が中止となった場合のキャンセル料などを保証する「旅行保険」の相談も増えているといいます。

 コロナに関する保険への加入について、街で聞いてみると…。

男性:
「妹が最近入ったんです。(妹は)子供も3人いて生活が難しくなってくるので、助けられたと聞きました」

女性:
「2か月くらい前に入りました。1週間でも2週間でも(お金が)保証されると思ったら、気持ちは楽です」

 しかし、課題もあります。

Q.すぐに保険金をもらってすぐやめた場合に違約金は?

ほけんの窓口ユニモール名古屋店の店長:
「保険の場合、違約金自体がないので、すぐにやめられてもお客さまがご負担する費用は特段ございません」

 加入してすぐに感染が判明し、給付金を手にすることもルール違反ではないといいますが、感染の可能性が高いと自覚した上で、給付を目当てに「短期加入」したとみられるケースもあるそうです。

ほけんの窓口ユニモール名古屋店の店長:
「保険という商品自体が、長期で継続していただくことを前提として作られている商品でありますので、保険という最低限のお守りを持っていただいた上で、健康な生活を送っていただきたいなと思います」