実は“ほぼ同じ”…新型コロナ感染者『全数把握』東海3県の対応は 重症化リスク高くない患者で対応分かれる
新型コロナ感染者の全数把握について、東海3県の対応をまとめました。
高齢者や基礎疾患があるなど重症化リスクが高い患者は、3県とも変わらず国の情報共有システム「HERーSYS」での発生届提出を求めます。
対応が分かれているのは、それ以外の患者の場合です。
愛知県と岐阜県は、引き続き「ハーシス」で発生届提出を求めます。ただ医療機関の大きな負担だった入力時の項目数を、それぞれ半分以下に減らすということです。
愛知は氏名・住所・性別・生年月日・電話番号のみ。岐阜はこのほか、検体を採取した日または発症日、ワクチン接種の回数などが含まれます。
一方で、三重県はリスクの高い人以外は発生届の提出を求めないことにしました。代わりに独自で作ったサイトに氏名・生年月日・住所、この3つのみ入力。9月9日からこの方式になります。
一見知事によると、「ハーシスの項目を3つに減らそうとしたが、厚労省から減らせないと言われたので県独自のシステムを作った」とのこと。
3県を見てみると、三重だけ異なるようで、実はやっていることは「ほぼ同じ」と言えそうです。