性別に関係なく着られる「ジェンダーレス制服」を導入する動きが全国で広っていますが、8日、岐阜市で展示会が開かれました。

 ジェンダーレス制服はブレザーに、スラックスやスカートなどを自由に選択できるのが特徴です。

東海マルタカの常務:
「こちらのジャケットなんですけども、実は前合わせって男の子と女の子で違うんですけれども、こちら(ボタンを)付け替えることによってできるという商品になっております」

 ボタンを簡単に付け替えられ、男女で違う前合わせを変えられるので、異性のきょうだい間での「お下がり」も可能です。

 性別にとらわれない多様性の考え方が広がり、岐阜県内の公立中学では2024年までに32校で、詰襟やセーラー服などからジェンダーレス制服の導入が決まっています。

見学に来た中学校教師:
「(スラックスなど)防寒の意味でも女の子にも制服の選択の幅を広めることは必要かなと感じております」

別の中学校教師:
「衛生面に配慮したような生地であったりだとか、色々と特徴があって見させていただいて参考になります」

 展示会を開いた東海マルタカでは、今後も多様性に合わせた制服を提案していきたいとしています。